英国・ウェーマス日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会より、2012オリンピックでセーリング競技の様子が届きました。
以下、日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会広報より引用。
[8月2日 ウェーマス発]
今日のウェーマスは気温17℃、晴れ曇りの繰り返しでした。風向205〜220°、風速は17〜20ノットの絶好の吹き。各海面とも白熱した戦いが繰り広げられました。
大会5日目、注目の470級男子・原田/吉田組が登場しました。低迷する日本チームに喝を入れる存在になるかと関係者の期待を一身に集めましたが、初日は2レースを終え27艇中の17位にとどまりました。しかし、2レース目では一時期は右海面のフリートリーダーになり、また中盤ではシングル回航を果たすなど随所に実力の片鱗を見せました。明日に期待ができます。
他の3種目(レーザーラジアル級はレイデー)は今日も低迷しました。順位を上げることができません。ここに至っては残りのレースをひとつひとつ頑張って、少しでも順位を上げる走りをして欲しいと思います。
明日はいよいよメダル候補、470級女子の近藤 愛・田畑和歌子組の登場です。ウインドRS:X級男女はレイデーです。
【470級男子・原田 龍之介/吉田 雄悟組】
1レース目は波もさほどなく、走りやすい海面でした。中間からのスタートの出遅れが最後までひびきました。
2レース目はスタート後右に伸ばしてトップに立ちましたが、左海面によいブローが入り逆転されてしまいました。風の軸は安定していましたが、地形の影響か強弱が激しく、場所によっては13ノットとか18ノットのムラがあり、風の見極めが勝負を決めた感があります。原田組は中盤には6位まで順位を上げました。冷静にこの順位をキープしてくれていればという思いを強くしたレースでした。
【出場種目・日程・代表選手】
◆49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)〜6日(月)全15レース
≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
☆ 牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)
◆レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)〜4日(土)全10レース
≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
☆ 土居 愛実(慶應義塾大学)
◆ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)〜5日(日)全10レース
≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
☆ 富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
◆ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)〜5日(日)全10レース
≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
☆ 須長 由季(ミキハウス)
◆470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド) 27か国
8月2日(木)〜7日(火)全10レース
≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
☆ 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
◆470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド) 20か国
8月3日(金)〜8日(水)全10レース
≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
☆ 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)