そんな車上荒らしですが、先日、衝撃的な事件の報告がありました。
その事件の犯人は、車内の金品を盗むだけにとどまりませんでした。車上荒らしに遭ったことを被害者が警察に報告している間に、車内で財布と鍵を見つけた犯人は、免許証に書かれた住所へ向かい、家の鍵を開けて家の中をも物色。さらに、生年月日を暗証番号にしていた被害者のキャッシュカードから現金を、引き出し限度額で2回もおろされたというのです。恐らく“プロ”の仕業でしょう。
車上荒らしに遭わないための対策として、セキュリティ商品が有効ですし、ダミー商品も販売されていますのでこちらも有効でしょう。しかしそれだけでなく、万が一被害に遭った場合にも備えて、金品を隠しておくことはもちろん、今回の事件を教訓にすれば、個人情報が盗まれないような対策も必要であることがわかります。
近年、各地で車上荒らしがマリンレジャーの現場付近の駐車場で頻発していますので、十分注意してください。
なお、車上荒らしに遭うと、金品を盗られると同時に、愛車が壊されていることが多いですが、窃盗の現行犯で警察が逮捕してくれたとしても、日本の法律では「犯人の目的は窃盗なので、器物破損の罪は関係ない」(警察官)そうです。
器物損壊については民事になるため、警察はその場で介入できず、のちに犯人と示談するか民事裁判にかけなければならなりません。そのため、泣き寝入りして自分で修理費を負担することが多いそうです。
車上荒らしは、完全にやられ損ですので、やられないような対策をしっかりと行いましょう。